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『(500)日のサマー 』(2009/米)~アメリカン・トリュフォーな“恋”映画~

新進気鋭、マーク・ウェブ監督の話題作。
これは男女で感想は全く違うだろうなあ。違うと言うより、面白さの捉え方が異なる、と言う方が正確かな。
“恋愛”映画から<愛>を取った、言わば“恋”映画。
男と女、どっちが夢見がちでどっちがリアリスト?そんな永遠のテーマをキュートにキラキラと描いた佳作です。

とにかくキャスティングがスンバらしく良い。
特にトム=ジョセフ・ゴードン・レヴィット!実は『リバー・ランズ・スルー・イット』がデビューの若きベテラン。
サマー=ズーイー・デシャネルも、カワイイところとイラっとくるところの絶妙なバランス。
この主役二人の服装もオシャレ可愛くて観てるだけで楽しいです♪

<恋は盲目>という言葉の通り、恋愛というのは最も一方的な妄想フィルターを通して相手を見てしまう状況。
そのポイントをフレッシュな映像感覚で(しかも男子目線で)描き切ったところが、この作品の勝因だと思います。
スプリット画面の扱いなどは、僕が知る同技法の中でも最も洒脱なアイディアだったと思うし、
恋に落ちた目でしか捉えられないお互いの表情や仕草を見事にカメラで切り取り、ハッとさせられる場面も度々。
こんな映画が作られてくるもんだから、やはりアメリカ映画の懐は広いなあ、と改めて実感してしまいます。

さて、映画史上最高の恋するオトコのアホ・カワイイ映画と言えば、
何と言ってもフランスが誇るフランソワ・トリュフォー監督のアントワール・ドワネルくんシリーズ。
この『(500)日のサマー』でも、『あこがれ』の自転車シーンへの屈託のないオマージュなど、
トリュフォー作品への微笑ましい憧憬がうかがわれるのは僕だけでしょうか?
そんな憧憬を、上手に現代のアメリカン・テイストに仕上げた監督の手腕にも拍手。

我らが愛すべきトムくんにも、アントワーヌくん同様、この『(500)日のサマー』の物語と前後して
様々な恋愛模様が繰り広げられるに違いありません。
そんな未だ観ぬ恋の四季物語に想像を働かせてしまいたくなるような、洒落た幕切れも素敵な1本です。
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なるほど…。参考になります!いつもこのブログを見るのがとっても楽しみです(*^^)vこれからも楽しみにしていますね☆

コメントありがとうございます♪

面白かったですよね~『(500)日のサマー』。マーク・ウェブ監督は『スパイダーマン4』でサム・ライミの後任に起用された模様。原作コミックのスタート時点=ピーター・パーカーの高校時代を描くらしいので、適役ではないかと!僕の駄文ブログ、恥ずかしながら今後とも宜しくお願い致します。
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jinbonham

Author:jinbonham
ハリウッド大作から
ミニシアター系まで
好き嫌いなし!で愉しんでます。
ツイッターでは映画に加え、
音楽・ミステリ・SFなど
仕事と趣味を
織り交ぜてつぶやき中。

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